プログラム

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2021.11.6

忘れられない

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橘 潤樹

監督橘 潤樹

監督橘 潤樹

PROFILE

福岡県出身の映像ディレクターです。
CM・WebMovie・M Vなどの映像演出を行っております。
映画、ドラマ、CMなどのジャンルの異なる業界で映像演出を学んできました。
既存のやり方に囚われないハイブリットな映像演出を意識しています。
それはスタッフィングの組織形態やフローワークも含めて温故知新の精神でリスペクトも交えながら新しい映像の形を模索してます。
そして、映像を通して社会にどんなメッセージを届けることができるのかを考えながら活動しています。

出演

中谷 太郎 / 岡山 未来

福岡県を舞台とした。弟の真司と兄恭介の物語。
刑務所に服役中の兄の恭介がいる。
真司は恭介の犯罪のせいで、人生を狂わされていた。
中学生の頃から二人暮らしで生活をしており、二人は仲が良く、
真司にとって恭介は親のような存在だった。
兄が出所目前になった時に、兄との関係性をどうするべきなのか葛藤する真司。
離れていく婚約者、兄との縁を切った母、過去の兄を知る人達、そして犯罪の真実。
取り巻く環境の中で
真司は、意思を越えた心のつながりに気づいていく。

短編映画「忘れられない」は、
人のつながりが失われつつある今、大切な人との関係をもう一度考えてもらえるような物語を作りたかった。
テーマは「絆・つながり」
そして裏テーマとして「記憶」をイメージして企画しました。
人は生きるうえで、大切な人間がいない人生こそが最も不幸な事なのではないか。
もしも大切な人間が社会的には関わるべきではない状況に陥ったとしたら。
誰もがおこるべき事かもしれません。
損得勘定でその人を切り捨てる事もできるかもしれません。
でも心の奥底に消せない忘れることのできない感情の記憶をもしも持っているのなら、大切にして欲しい。
忘れたくても記憶から消えてくれないのです。
それだけ、あなたの人生に大きな影響を与えており、忘れようと自分で思っても脳から消えない意志を超越した存在なのです。
そんな想いを大切に生きることができたら、または、気づく事ができたら。
人は幸せに近づけるかもしれない。
そういう想いを込めました。