プログラム

PROGRAM プログラム

2021.11.6

4と6

seat
池田 智

監督池田 智

監督池田 智

PROFILE

愛媛県出身。高校卒業後、大阪の映像制作会社に入社し、バラエティ番組の制作に携わる。フリーランスを経て、現在は、T B Sスパークルで主に配信用映像コンテンツの制作を担当。

出演

岩品 セリン / 三浦 獠太

HP/SNS

家庭の事情で大阪から神奈川の港町・真鶴に引っ越してきた少女・リラ。彼女は、人生に絶望してすべてを捧げてきたバイオリンを海に投げ捨てる。偶然、それを拾ったのは、いつも港で弦が4本しかないボロボロのギターをかき鳴らしている夢見がちな少年・純平だった。

ネットで転校生のリラがバイオリンを演奏する動画を見つけた純平は、「弦楽器は同じ」という理由でリラにギターの指導を頼み込む。

いつも明るく未来を語る純平だったが、いずれ家業の干物屋を継がなければならないと心のどこかに諦めを抱えていた。それでも愚直なまでに音楽を渇望する純平。その姿にリラは、胸の奥で音楽への情熱がうずくのを感じ、純平に共感するとともに、捨てたバイオリンへの想いを募らせていく・・・。

この作品は、「人生で一度は映画を作ってみたい!」という思いのもと集まった、世代も職業も異なるプロアマ混合チームによる作品です。

出演は、実生活でも音楽家を目指していて演技は今回が初挑戦の17歳の女子高生・岩品セリン、サッカーのキングカズの息子で新人俳優の三浦獠太という初々しい2人。

製作スタッフは、監督はテレビディレクター、脚本は放送作家、音楽はバンド「ずっと真夜中でいいのに。」のキーボード、撮影はカメラマン志望の主婦、ヘアメイクはロケ地・真鶴の美容師、助監督は映画好きのデイトレーダーという、普段、全員が映画業界とは畑違いの世界で生き、全員が映画製作は初めてというメンバーで構成されています。

この映画がなかったら一生出会わなかった人達が、様々な経緯でチームに合流し、人生初の映画作りに臨むなか、コロナ禍、緊急事態宣言など撮影にネガティブな要素の多い社会情勢でしたが、それでも、チーム内コンセプト「たのしく映画を作ろう」を大切に、自分たちが作りたかった映画を作ることができたと思います。

たのしくご鑑賞いただければ幸いです。