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第11回 知多半島映画祭レポ vol.1

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11月6日(土)に『アイプラザ半田』にて開催された、「第11回知多半島映画祭」の模様をレポート!vol.1では、映画祭の模様やショートフィルムコンペティションの結果などをご紹介します。

 

開場前から行列も!
『アイプラザ半田』にて開幕!

 

11月6日(土)に開催された「第11回知多半島映画祭」。開催11回目迎える今年は、愛知県半田市にある『アイプラザ半田』にて行われました。

会場内には、映画祭ロゴがデザインされたポスターがずらり! 招き猫や野間灯台、大仏など知多半島にゆかりのあるイラストがちりばめられています。

入場口ではパンフレットも配布!ショートイルムコンペティションの投票用紙も同封されていました。

マスク着用やソーシャルディスタンスの呼びかけなど会場内のコロナ対策も万全!観客席数も映画祭スタッフがテープを貼って席数を念入りにチェックするなど、スタッフの皆さんの細かな準備も印象的でした。

12:30頃、開場30分前にもかかわらず、入口にはすでに行列が!急遽、開場時間を早めるという嬉しいハプニングも。

 

舞台は半田・知多・武豊!
山下監督が語る『ランブラーズ2』

 

「知多半島映画祭」は、知多半島にゆかりのある映画の上映や、ゲスト登壇が魅力!
第1部では、半田市出身・山下敦弘監督の映画『ランブラーズ2』を上映。さらに、上映後には、山下監督のトークショーが開催されました。

『苦役列車』や『もらとりあむタマ子』など、様々な作品で知られる山下監督。

山下監督の初期代表作である映画『リアリズムの宿』(2003年)の主人公たちの17年後を描いた短編映画『ランブラーズ2』。実は、JR武豊駅などを中心に、半田市・知多市・武豊町エリアにて撮影しているのです。本作がJR武豊駅のシーンから始まることから、トークショーの話題は半田市での撮影話へ。

半田市に住んでいた頃、名鉄電車で通学していたという山下監督。JRを利用する機会が少なかったので、今作の撮影で初めてJR武豊駅を訪れたそう。地元・半田市の印象について質問された際には、「住んでいる時は、正直さえない街だなって思ってたんです(笑)でも、大人になって戻ってきたら、この街の面白さに気付いたんですよね。学生時代は自転車で動ける範囲しか街の様子を知らなかったけど、車で半田市だけでなく知多半島をぐるっとロケハンしたら、“こんな面白い街だったのか!”と色々発見することがありました」と地元の魅力について話してくれました。
トークショーの詳細は、知多半島映画祭vol.2にて詳しくご紹介するのでお楽しみに。

トークショー後は、フォトスポット前にてインスタライブを実施!知多半島映画祭公式インスタグラムでも配信されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ポスターにサインもいただきました!

 

監督・俳優陣が続々と登壇!
ショートフィルムコンペティション

 

第2部では、ショートフィルムコンペティションが開催!『MISTAKE』、『4と6』、『忘れられない』、『マリッジカウンセラー 結衣の決意』、『捨てといて 捨てないで』の5作品が上映されました。こちらも上映後に、監督や俳優陣によるトークショーが開催。

『4と6』の撮影エピソードを語る池田智監督。

作品の余韻に浸りながら、各監督の作品への想いや撮影エピソードを生で聞くことができる贅沢なひととき。出演者の意外な一面が明かされるシーンもあり、終始和やかなムードに包まれました。


『忘れられない』で主演を務めた中谷太郎さん。

トークショー後には、こちらもインスタライブを実施!作品の見どころや知多半島映画祭の印象をトークしていただきました。


『マリッジカウンセラー 結衣の決意』に出演した森累珠さん。

また、ショートフィルムコンペティション後には、半田市出身の歌手ケイティ・フォードさんのミニライブが開催!
ギターの優しい音色とマッチした、透き通るような歌声に会場中が魅了されました。

来場者にも知多半島にゆかりのある方々の姿が!
なんと、半田市PR大使を務める「MAG!C☆PRINCE」の平野泰新さん、東浦町出身のBOYS AND MENの田村侑久さんが映画祭に遊びにきてくれました!

平野さんは、昨年の映画祭にゲスト登壇した作道 雄監督の『1979 はじまりの物語 ~はんだ山車まつり誕生秘話~』にも出演。
知多半島出身のお二人のご活躍を、映画祭スタッフ一同も応援しております!

 

グランプリに輝く作品は!?
コンペティション授賞式

 

ショートフィルムコンペティションの観客投票が終了し、映画祭はついに授賞式の時刻に。舞台には各作品の監督が登壇し、結果発表を待ちます。知多半島映画祭プロデューサー・鈴木さん曰く、“接戦”となった今年。
グランプリに輝いたのは、山口森広監督の『捨てといて捨てないで』!そして準グランプリには、水落豊監督の『MISTAKE』が選ばれました。

今作が知多半島映画祭ショートフィルムコンペティションで3度目の受賞となった、『MISTAKE』プロデューサー・松尾弘匡さん。

『MISTAKE』プロデューサー・松尾弘匡さん。

受賞挨拶では、「まさか今年も賞をいただけるとは思わなかったです。監督に良い報告ができます」と述べました。

『捨てといて捨てないで』の山口森広監督。

見事グランプリに輝いた、山口森広監督。笑顔でトロフィーを眺めながら、「“面白い”という価値観がそれぞれある中で、評価していただけたことがすごく嬉しいです。僕自身も俳優として活動しており、今作には大好きな俳優仲間の皆さんにも出演していただいた。この受賞を機に、さらに今作の存在が広がってくれたら嬉しい」とコメントしました。

授賞式を終え、いよいよ映画祭も終盤。マイクは鈴木プロデューサーの手に渡り、最後の挨拶へ。


知多半島映画祭プロデューサー・鈴木啓介さん。

“音楽でも映画でも、コロナ渦であっても何か表現したい!”という熱気を伝えたかった、と開催への想いを述べた鈴木プロデューサー。「11回目を迎えられたのは、知多半島の皆さん、スタッフの皆さん、映画関係者の皆さんのおかげです」と感謝を述べ、また今後の展望として、「これからは映画祭だけでなく、映画製作、芸能、俳優など、ありとあらゆるメディアを知多半島で生み出したい。そしてメディアを通して、知多半島のみんなで映画を作って、みんなで宣伝をして、みんなが笑顔になれるような舞台をつくっていきたい」と、映画祭から派生していく新たな夢を語りました。

受賞後の山口森広監督たちをキャッチ!

トロフィーを手に驚きと嬉しさが入り混じった表情をみせる山口監督。

異儀田 夏葉さんは、地元作家・竹内さんの映画祭オリジナル招き猫を手ににっこり。

副賞のサントリーウイスキー「知多」を手に、キメ顔(?)を向けて下さった高野ゆらこさん。

昨年に続き、有観客で開催された第11回目。舞台には監督や出演者が登壇し、“生の声”を観客の皆さんに直接届けていく様子が印象的でした。
「知多半島映画祭」は、来年も開催予定!
映画を起点に、知多半島の魅力を体験してみては。

知多半島映画祭レポvol.2では、トークショーやインスタライブの裏側をレポ!監督や俳優陣の“声”をたっぷりお届けします!